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ポリ・ヴェーガル理論、聞いたことはありますか?
ポリ・ヴェーガルは、複数の迷走神経を意味しています。
自律神経には3つの神経枝があると論じられています。
交感神経、背側迷走神経、腹側迷走神経
交感神経は主に活動する時に使われ危機に瀕すると『闘うか、逃げる』を選択します。
背側迷走神経複合体は、呼吸、消化、睡眠を司っています。
生命の危機に瀕すると『凍りつき』の状態になり思うように体が動かなくなり、呼吸、心拍が遅くなり温存モードに入ります。
この戦う、逃げることもできず凍りついている状態にあるのが、トラウマとされます。
腹側迷走神経複合体は、豊かな表情を作ったり、声のトーンを調整して自分の気持ちを伝えたり、
相手から友好の合図を受け取ったりなど、人と人が穏やかに繋がり交流には欠かせない働きを担っています。
この神経が優位だとリラックスした状態になります。
腹側迷走神経複合体が健全に機能している人は非交友的な対応をとられても社会交流を心がけることができ、
容易に交感神経に乗っ取られて闘争、逃走反応に走ることは、めったにないといわれています。
腹側迷走神経複合体がバランスよく機能している時、背側迷走神経複合体もよく機能しているので、
胃腸をはじめとする全身の状態が良好であり、腹側迷走神経複合体を優位に働かせることが出来ると、
穏やかにリラックスした状態で人とコミュニケーションが友好かつ多少のストレスを受けた時でも、
受け流せる状態を保てるようになるのです。
本来、人の体は副交感神経系が優位で、たまに交感神経系が働くようになっていると想定されています。
それが、現代社会では逆になり基本的に交感神経系が優位で、たまに副交感神経系が優位になるのが問題ですね。