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院長のブログ(2021年10月)

院長による日々を綴ったブログです。

2021年10月27日(水)
2021年10月13日(水)

肩こりに影響がある筋肉は幾つかあります。

 

肩甲挙筋、頭板状筋、頸板状筋、頭半棘筋、胸鎖乳突筋、斜角筋、僧帽筋・・・

と首から肩、背中にかけた筋肉は沢山あります。

 

人間が姿勢を維持するのに筋肉が大きな役割であることが分かります。

 

今回は、肩こり緩和には欠かせない筋肉『胸鎖乳突筋』を紹介していきます。

胸鎖乳突筋

 

胸鎖乳突筋は耳の後ろ辺りから鎖骨、胸骨にかけて付いている筋肉です。

 

首の真横の筋肉で表面から摘まむことができます。

 

顎を前に突き出す時、首を側屈させたり、回旋(振り向く動作)する時に使います。

 

症状としては側頭部に痛みを感じたり、耳の辺りに違和感、痛みが出ます。

 

首は前弯位と言って、上図のように軽く前にカーブをした状態でいることで頭の重さをうまく分散しているのですが、

 

このカーブを維持しているのが深部にある筋肉(胸鎖乳突筋は表面の筋肉)で

バランスを取り合って前弯位を保っています。

 

ところが、このバランスが崩れてしまうと、胸鎖乳突筋など普段は首の前弯位に関わっていない比較的、

 

大きな長い筋肉が代わりに首の安定をしなければならなくなるのです。

 

パソコンをする姿勢

ストレートネック

なで肩

いかり肩

 

このような姿勢が、胸鎖乳突筋など大きな筋肉を緊張させてしまうのです。

 

日々のケアが大切です、ストレッチ、マッサージをすると良いですね。

 

胸鎖乳突筋は首の横の一番表面にある筋肉で、摘まむだけでも緩みます。

 

ストレッチは辛い方の反対側に首を向けて(右を伸ばしたい時は左を向いて)

少し首を後ろに反って辛い方の鎖骨に手を添え、やや鎖骨を下に引っ張るようにすると伸びます。

 

テレビを観ているついで、リラックスしている時にやってみてください(*^^*)

 

肩こりに悩んでいる方には永遠のテーマではないでしょうか。

かと言う私も肩こりになり易い1人です。

 

これから数回に分けて肩こりの原因、そしてセルフケアをお伝えしていき皆様のお役にたてればと思います(*^^*)

 

さて、私は肩こりになり易いと冒頭で宣言いたしましたが、肩こりになり易いとはどうゆうことか?

 

肩こりになり易い条件がいくつかありますが、まずは姿勢から説明していきたいと思います。

 

肩こりになり易い姿勢は皆さん、なんとなくイメージ出来るのではないでしょうか?

肩こり ブログ1

 

はい、ドーーーーーーーーン!!!

 

皆さんの予想通りの姿勢ですよね(^^;

 

では、どうしてこの姿勢がよろしくないのでしょうか。

 

それは、理想とされる姿勢とそうでない姿勢では筋肉のつき方が変わってしまうのです。

 

下図左 理想とされる姿勢は筋肉にとって負荷がかからない位置にいられるのに対して

 

下図右 そうではない姿勢は筋肉が通常の位置=負荷が通常よりかかってしまう位置にいることで、

より大きな張力が加わることになってしまいます。

 

肩こり ブログ2

 

パソコン、携帯、タブレット現代社会では当たり前に使っている物が、この様な姿勢を無意識にしてしまうのです。

 

 

避けては通れないものです。

 

では、どうすればいいの?

 

普段の姿勢を意識していればいいの?

 

それは難しいです。

 

人間の行動の90%以上が無意識に行われているので、始めは意識できたとしても何か違う行動に入ると、

いつのまにやらいつもの姿勢に・・・

 

ですので、無意識でも良い姿勢の状態になれるのが理想です。

 

そのためにすべき事を、また次の機会にお伝えしたいと思います。